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カンブリア編



各エピソードごとの登場人物紹介。
記載するのは登場話数、キャラ名、出身作品です。
追加していくのは新規登場キャラや新しい動きのあるキャラ。

(箱舟期)


雲外鏡
出身:異人の「ま」

神話期のアバンパートから続投。
エングラーとの雑談に興じているようだ。
エングラーフォロワーの四名の話を聴きながらカード遊びをするが意味深な札を引く。

キャプテンエングラー
出身:カンブリア叙事詩

神話期のアバンパートから続投。
かつての自身のフォロワーを思い出し雲外鏡と雑談に勤しむ。
現在判明しているフォロワーはキングオゾン(オゾン)、ギルガメッシュ(霧溜シュウ)
そして名前だけだがローズエングラー。
自身とサンジェルマンをトランプのジョーカーに見立てて
フォロワーをキングの札に見立てるがローズだけは大富豪ルールのスペードの3に見立てた。
残りのフォロワー三名をキング札に見立てるがいまだスペードのキングが空席状態である。
いつか新たな彼のフォロワーが産まれるのだろうか。


ローズエングラー
出身:カンブリア叙事詩

箱舟期の、そして作品全体を通してキャプテンエングラーやサンジェルマンに並ぶ猛者。
彼ら二人がトランプのジョーカーなら彼はスペードの3、あるいはルールカードどいったところか。

草創期、神話期を経て神同様となったカンブリアンたちをまとめ上げた領主(ロード)。
本家エングラーと酷似した衣装と能力、そして思想を持ち事実上の後継者。
様々な種の植物を各地から輸入し地下に眠るエングラーに花や果実で季節を伝える。
この時期になると彼らの居る地以外にもカンブリアンが広く散らばっていったのかもしれない。

彼の手に持った薔薇は原種に近いものでフリル状の花弁ではなく桜や梅などバラ科に近い5つの花弁。
恐らくは中国大陸のチベット高原辺りから持ち込まれたものだろうか。
そしてもいでいたバナナも原種に近い種アリのもの。アケビの実に似た丸みを帯びた果実である。
こちらはエジプト〜イランあたりの温帯地域から輸入したのかもしれない。
中東付近ではバナナを主食に用いる国も少なくないらしい。

大地の祝福を受けた薔薇のエングラー。


コーラルエングラー
出身:カンブリア叙事詩

ローズの元妻にして海賊版のエングラー。
ラプラス編のキングオゾンや霧溜シュウが進化したギルガメッシュ同様エングラーフォロワー。

上記でトランプに例えたように彼女や他のエングラーフォロワーを当てはめるならキング札だろうか。
とはいえキング札の枠はまだあと一枠残っているため彼女と並ぶ何者かも現れるのだろうか。

塔が崩落したのちに出来た地下の聖域でローズと謎の子供を目撃。
言われるがまま果物を選んで分けて貰いエングラーの力を手にした。
このとき示されたのはバナナ、ぶどう、カキ、いちじくだが
バナナとぶどうは神話の知恵の実のモチーフであるとする説が有力であるため作中に抜粋。
知名度的には林檎も知恵の実のモチーフとされがちだがゾロアスター以降の主な宗教は中東で発展したため
寒冷地域で栽培される林檎は実は説としての説得力は弱い。

キリスト教が寒冷地域のギリシャに持ち込まれたときギリシャ神話の黄金の林檎(不和の林檎)と同一視された可能性
つまりローカライズされたものが知名度を持ってしまった可能性が高い。
またイチジクはアダムとイブの腰につけた葉がイチジクのものであったことから抜粋した。
こちらは知恵の実よりむしろ隣に生えていた命の実のモチーフである可能性が高いという説があるようだ。

カキがこの並びに選ばれた理由はラテン語で「神の穀物カキ」という呼び名がついているため。
ラテン語でもKAKIと呼ばれるのだ。
余談だが弥生時代にはすでに日本でも柿の存在が確認されているようだ。

コーラルが知恵の実(バナナ、ぶどう)、神の穀物(カキ)ではなく命の実(イチジク)を選んだため
エングラーフォロワーの強大な力を得るに至った。

海の生命力を受け継いだ珊瑚のエングラー。


マグマ(初代) ダイダロス サンジェルマン
出身:カンブリア叙事詩

現代期のモダンカンブリアンの前身となった遺伝で発露した世代の主な世代、アークカンブリアン。
マグマはベテルギウスやアークトゥルスを思わせる輪郭だが炎のエネルギーを操ることに長けている。
どこかの代でベテルギウスの血とプロメテウスの血が混じったものと思われる。
マグマはエングラーの友人で、必ずしも意見に同調するわけでなく優秀な補佐を務めている。

ダイダロスは空を飛ぶことが出来るだけでなく
カンブリアンの能力とは別に鳥の鳴き声のパターンを聞き取り鳥と会話が出来る。
コーラルがローズと離婚したのちコーラルと一緒に暮らしている。
鎧持ちではないが胸の模様から相当の実力者であることが伺える。

サンジェルマンはこの時代ではすでに伝説として語り継がれている存在のようだ。
エングラー誕生を察知したりカンブリアンとは違う何か別の能力も芽生えており
ローズ・エングラーからは「一番の脅威は地下のエングラーではなく同じ力を持つ貴方だ。」と評されるほど。
この時代彼は更なる猛威を見せる。


モスマンパルミラ
出身:カンブリア叙事詩

アークカンブリアンの時代に大量発生したモスマンの一人。
ローズの権力を狙い決闘を挑むがこの場に居たのはいわばジョーカー2枚にキングが三枚。
一けた台の数字札レベルの一般カンブリアンでは無謀もいいところであった。

作者的な話になるが一番最初にデザインしたモスマンは誰有ろう彼である。
作者が13歳ぐらいの頃に考えた話ではマグマのポジションに彼が居てサンジェルマンのポジションにマグマが居た。
当時の構想のままだとさらに違う風呂敷を広げ始めることになってしまうので今作の形に落ち着いた。
エングラーが合計3名現れるのも同時期に考えたものでキャラクターのデザイン以外はほとんど子供の頃考えた話のままお送りしてる。

モスマンパルミラという固有名詞は彼が全身青い設定で(カラーイラストも51話のトップに上がるが)青い蛾の名称から取った。
パルミラモスで英語で検索するとアメコミフィギュアみたいな配色の本当に青い蛾が出てくるのだ。
ちなみに宇宙浪人編では青蛾という名前の住職キャラが出てくるがこちらは漢詩由来の「美人、綺麗な人」という意味の言葉から。



カンブリアン
出身:カンブリア叙事詩

大勢のモブとして登場。今作のカンブリア紀編は作者が小中学生の頃に考えていた話で大勢の未使用、不採用キャラをここで採用。
色々用意していたエピソードはあったが本筋から大きく逸れるため今作の形として割愛した。
カンブリアンの名前は外見や能力が似たものが襲名する文化があり現代の女の子マグマは変身態がこの時代のマグマに似たため。
この中からいくつかのキャラに焦点を当てて解説したい。

フーファイター&スターマイナー:原型はこの時系列で登場した設定だが子孫が宇宙浪人(2019年)に登場。
サイコメシア:植物を操ることが得意な狂気の人植物。歩き回れる食虫植物のような存在。
ジオボルト:地球の磁場に乗り空を飛んだり光の波を操れる。鉄神ティアワナコの人型サイズといったところか。
センチュリオ:最初の構想では対カンブリアンの治安部隊の隊長だったがローズの指ぱっちんで割愛。
コーラル、ダイダロスと共に新時代開拓を目論むキャラにするつもりだったが話が横道に逸れるのでやはり割愛。
モスマンオゾン:見ての通りモスマン化したオゾン。
今作で描くことは無かったが冬の大三角と出会わなかったトトが地上を支配した平行世界で登場させる予定だった。
どんな感じかは異人の「ま」(2016年)のエニグマ回に出てきたフードの支配者の世界のような感じ。没ネタなのでここで放出。

あまりモブキャラとか場面を埋めるだけの群衆を描くことが苦手なのでせっかくならと未使用キャラを引っ張り出してここで使った。

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