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エニグマ編



各エピソードごとの登場人物紹介。
記載するのは登場話数、キャラ名、出身作品です。
追加していくのは新規登場キャラや新しい動きのあるキャラ。

(ジョーの世界)


フラットホワイト 応牙鉄平
出身:異人の「ま」 宇宙浪人

ウンモと地球の中を取り持つためにター・ヴィン大使の手続き手伝いとして登場。
星間交流において宇宙幕府とダンタリオンを挟むので鉄平にはすこし手間のようだ。
対するフラットホワイトは酒の誘いで諸々バランスを取っているようだ。

もちろん隠語は養老の滝と焼酎。どうやら鉄平の好みらしい。


マグマ 上場巳小雪 ライメイ 内田ゆうや ナスカ
出身:異人の「ま」鉄神オーパート 宇宙浪人

いわゆる鉄神組。遠出する機会が多いのでお土産やでカッコイイ武器のキーホルダーを買ってきている。
会合にひと段落ついたらしくナスカも久々に素顔でゆうやの隣に登場。
カッコイイ武器はキーホルダーにせずこっそりじっくり眺めるのが作法らしい。


トト 富山さん(ヴォルグ)鬼門悟郎 山田虎鉄 ネオンライト 彩 夢子
出身:異人の「ま」黒鉄城 ラプラスの「ま」

異人館の館長および責任者。カンブリア紀編の話を終えたので機密片手にくつろいでいる。
黒鉄城組の二人はスタッフだが暇なのかしょうもない遊びをしている。両方とも既婚者である。
サンダーワールド組の三名は仲良く横並びと思いきや彩が両手でしっかり握っている。したたかである。
描き文字の台詞から察するにネオンライトは彩のボディガードかなにかに落ち着いたようだ。


ジョー ジェクター ター・ヴィン大使 顔面寺ジュン
出身:異人の「ま」カンブリア叙事詩 黒鉄城

珍しいメンツである。
ジョーとジェクターは今作第一話にあたるプロローグにて自身の素性を語ってトリを飾る約束をしていた。
これまで語られたジョーの真の性格は人嫌い、人前で食事をしない、自分の素顔を嫌っていると普段の振る舞いにたいして真逆の後ろ暗いもの。
今回の章ではそんな彼の半生を側で見てきたジェクターが語る。

ジュンは実はこれまでの作品やエピソードに登場するたびただ一人明確に身体的な成長を続けてきたキャラクター。
これまで性格や髪型が変わるキャラが何度か居たが身長や髪型、服装まで変わり続けたのは彼女のみ。
このなんの接点も無い面子が揃ったことはとても珍しいことである。


<ジョーの出身世界の人物>


テル=ビン ジェクター
出身:カンブリア叙事詩

滅亡したウンモ星から逃げてきたウンモ星人の生き残り。
エニグマ世界ではカンブリアンも鉄神星団もダンタリオンも襲来せず
艮は宇宙に進出していない、ギルガメッシュに変貌した霧溜シュウも居ない世界に現れた数少ない異物。

広大な宇宙マップを人工生物ジェクターが案内しテル=ビンが装着してるタキオンコンバーターでワープしてきた。

作中解説のあったチェリャビンスク隕石は2013年にロシア国内に墜落したものとして有名でyoutubeなどでも車載ビデオの映像が見られる。
ウンモ星人も元ネタがあり1965年頃のスペインを震源に「UMMO」という星から来たと自称する怪人の手紙を貰ったという証言が続出した。
アメリカのUFO研究団体“GSW”がコンピューターで解析した結果いたずらと判明した。のち1989年旧ソビエト連邦にてブームが再発。
犯人はスペイン人のホセ・ルイス・ホルダン・ペニャ。詳しい解説は省くが自作自演がことの真相であった。

ただしこのブームの中で説明のつかない現象も発生した。


谷屋一新
出身:カンブリア叙事詩

こちらの世界のモスマン、セーラムモスマンの開いた大学の所属教授。同僚はあしゅら博士とのりか博士。
カンブリア世界での谷屋教授は二人の息子が居て超古代に発生した宿敵と戦った。
こちらでは独身を謳歌しているようだ。

ちなみにモスマン大の出資者はキャンパス社のオゾン社長。ただしフラットホワイトとは関わりが無い。

特殊なコネクションを通じてテル=ビンとジェクターを保護し
テル=ビン襲来地点に転がっていた謎の金属片、のちにあしゅら博士にギガントと命名された金属を保管している。


顔面寺カルラ
出身:カンブリア叙事詩

こちらの世界の機械工学の天才あしゅら博士と医学の権威のりか博士の末娘。
彼女は科学に傾倒したようだ。
彼女はカンブリア世界の顔面寺ジュンの異世界人(パラレル)であり
他にも異人の「ま」(2016年)のエニグマにて現れた六道カルラや
ギルガメッシュチームのエレシュキガルも彼女のパラレルである。

たびたび研究室でコーヒーとカルメ焼きを堪能している。


鹿能ジョー
出身:カンブリア叙事詩

一番最初のタイムラインのジョー。まだエニグマのジョーになる前のただの人間。
海外で受けた仕打ちと帰国してから受けた待遇で完璧に人間嫌いに陥ってる。
ゴミの中からいいものや興味深いものを探してうっぷん晴らしのおもちゃや飯の種にしている。
エニグマラボの面々に匹敵する頭脳を持つがくすぶった生活を送り続けている。

あまりに肝が据わっているのでこの世界では異質なジェクターを見ても一切驚きを見せなかった。


特殊金属ギガント
出身:カンブリア叙事詩

エニグマ世界にて2013年ごろ発見された新金属。
金属でありながら原子間のあそびが非常にゆるく純正のものは金やそれ以上に柔らかい。
装甲などに使う場合は鉄などの合金として用いられる。
ちなみに説明は省くが鉄もありふれた素材ながらとてつもない恩恵と幅広い用途を持つ。

カンブリア世界ではその名前から読み取れるように黒鉄城編にて用いられたギガントミサイルやコーグ製ロボットの炉心や合金に用いられている。
うつろ船緋銅をはじめ宇宙船にもよく用いられておりカンブリア世界のあしゅら博士は若いころにこれとも出会った。
ただし鉄神技術にはギガントは用いられていない。

他の特殊金属ギガントの主な使用者はジェクター、夢子、彩、ネオンライト。

超振動性能を持つため触れる蜃気楼や小規模の時空断裂を意図的に起こせる。
前者はジェクターのプロジェクションマッピング能力。体内に含んだギガントの振動の応用である。
後者は夢子や彩の持つ鋭い刃の付いた魔法のステッキ、マジカルモーニングスターの素材。
強力な鈍器や刃物としても使えるが空間を切り裂いて小規模のポータルを開くことが可能。
またネオンライトは体内の高温状態の金属の影響で発光しており、自身の体内から出す長物は超振動状態なので高温で光り相手を貫ける。


平行世界

タキオンコンバーターを介した加速器で超高速粒子タキオン同士を継続的に衝突させ時空に裂け目を開けた。
裂けた時空はそれぞれ周波数が違っており単純に目視したままでは惑星や数式のような見た目になる。
ジェクターが裂けた時空に振動を与え、観測者側の周波数に合わせて見れる状態にしたものがこのサムネイルだ。

2013年 戦闘員の時間の世界
次元周波数"14281-53-2013"
かつて存在し今は無い世界。秘密結社モダンという組織が幅を利かせていたが壊滅状態に見える。
秘密結社が壊滅したから一応は平和という事だろうか。
2013年に計53話で一応完結したが出来に納得できなかったため登録解除 削除した。

2014年 黒鉄城の世界
次元周波数"16353-4-2014"
正確に言うと"短編の「ま」"に掲載した黒鉄城のパイロット版の将来的な世界。
どうやらパワーアップイベントなど本編や今作の黒鉄城編にあった出来事のほとんどは通過せず
単身海上に浮かぶ巨大ロボット製造島、コーグプラントを壊滅させたようだ がどうにも不穏。
崩壊状態の黒鉄城はなにか機械の残骸のようなものを積み上げ姿はまさにコーグプラントそのもの。
砂浜に埋まっているのは本編や黒鉄城編でも重要アイテムとなったギガントミサイルだ。

2016年 エニグマの世界
次元周波数"18735-10-2016"
異人の「ま」のエニグマエピソードにて一瞬描写された平行世界。
六道カルラという体の半分を機械に置き換えた少女が学天測という人工知能ロボットと戦っている世界。
六道カルラは"九竜城砦"という黒鉄城そっくりなロボに乗って戦っていたが左腕を射貫かれ戦線離脱。
ロボの残骸がもたれかかる建物はこの世界の人間が住んでいるシェルターだろうか。

2018年 ニケアームズの世界
次元周波数"20367-1-2018"
宇宙空間を舞台に翼の生えた戦士とギリシャ彫刻の天使のような姿の生物が戦っていた世界。
漂っているのは石造りの翼とパルテノン神殿の残骸のような小惑星、手前は戦士のヘルメット。
一見マスコットキャラのような小さなロボットが楽しむために戦士と天使をたぶらかせ戦争をけしかけた。

年代不明 カンブリアの世界
次元周波数"22171-13-14000bc"
これまで13章を費やして語られてきたカンブリア叙事詩の世界そのもの。
満天の星空に掲げられた月、流れ星を捕らえるような巨大な岩の塔。
年代こそ不明だが箱舟期でカンブリアンが一斉移住したのち鉄神星団が来るまでの間の時期かもしれない。

外周四つの世界は"出来事が行き詰まった世界"として登場リスト9でも取り上げたのでぜひご一読ください。



エニグマのジョー
出身:エニグマ

初めて描かれた2016年のエニグマ以来継続してカンブリアンの歴史に姿を現して来たジョー。
カンブリア叙事詩のミッシングリンクである謎(エニグマ)を埋めるべくしてついに語られた最初の変貌である。
高エネルギー体メタトロンと結合して生まれたカンブリアンとは違い、彼の変身の仕組みは全く別のものだった。
高振動金属ギガントとウンモ星人テル=ビンの情報をその身に受け
地球人とウンモ星人両方の間を揺らぎ続けるいわば生きた量子もつれになった姿。
ウンモ譲りの黄色い目は三つに増え時空の流れや粒子の変動をもとらえることができるようになり
紫色の肌は具現化した量子もつれによって可視化したウルトラヴァイオレット(紫外線)だ。

何者でもなかった青年はこの瞬間、何かになった。


ギルガメンツ
出身:ギルガメッシュ

かつて存在し、そして滅んだ世界たちが再び姿を得て蘇えった姿。
時空を喰らうというクロノファージに対して最も適した特性をもつ戦士たち。
意図的に起こされ、そして正常なタイムラインから外された彼らこそ時空のひずみを無視して泳ぐことができる。

現代期編第9章のギルガメッシュ編完結直後から鉄神星団招へいの場へいざなわれたギルガメッシュの"謎"だった間の時間
ヴォイドに送り込まれクロノファージを倒せるようテル=ビンに力を貸した。



クロノファージのジョー
出身:エニグマ

生きた量子もつれ状態であるエニグマのジョーにテル=ビンが持ってきたカンブリア世界が衝突した結果生まれた。
粒子加速器の実験のごとく超高速で要素が激突し
地球人ともウンモ星人とも確定しなかったジョーがウンモの伝承という情報で要素が固定されてしまった。
あまりのことだったのかそれまで高潔に振る舞おうと身を挺したジョーの精神も異常をきたしテル=ビンの命を狙い始めた。

テル=ビンがエニグマラボのメンバーとコンバーターを介して見ていたのはこの衝突事件後のジョーそのもの。
当の本人らはそんなことを知りもしなかったがクロノファージを観測したことで逆説的に結果が固定されてしまった。

量子デコヒーレンスという現象がある。
大まかにいえば量子系の干渉性が環境との相互作用によって失われることで外部環境からの熱揺らぎなどが主な原因で結果が縮小することだ。
シュレーディンガーの猫問題で箱の中の猫が生きている状態と死んでいる状態のふたつが揺らいでいると提示されたとき
この量子デコヒーレンスという現象によってすでに猫が生きてるか死んでいるかの結果が割り出されているということである。

つまりエニグマラボの面々は実験でクロノファージのジョーの結果を観測し、ヴォイドに旅立ったテル=ビンとジョーはその過程を追っている。
またウンモの伝承もここから逆説的に生み出され主な例ではグガランナのデザインは地球のジョーが由来ということである。

またクロノファージのデザインを見てわかる通りウンモのマスクとカンブリアンの鎧に似た外殻を持っている。
これはテル=ビンが持ってきた世界にウンモやカンブリアンの要素が強く表れたため外見にも影響した結果なのだ。
そんなあらゆる要素を喰らって生まれたクロノファージが持っていない要素
ギルガメッシュ率いるギルガメンツ(滅んだ別世界の再誕)こそがクロノファージの影響を無視して戦える切り札である。


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